心理学から見たストレス

「ストレスが溜まる」「ストレスを発散する」ストレスという言葉は日常的に使われていますね。
『ストレス社会』と言われている昨今、年齢や性別を問わずにストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか。
そして、ストレスによる心や体の不調を訴える人も、大変多くなっています。

 

ストレスとは、様々な刺激により生じる、悩みや緊張、或いは疲労など、マイナスの反応を生ことを言います。
ストレスを生む刺激を「ストレス源」「ストレッサー」と呼び、この「ストレッサー」自体もストレスと呼ばれています。

 

ストレス源にはどんな物があるでしょう。
暑さ、寒さ、空腹、急な来客、予定外の出来事など、対応を要することの全てがストレッサーとなる可能性かあります。
感じ方は個々で異なりますので、その出来事に対する対応が難しいと感じる場合、ストレッサーとなります。

 

最もよく言われているのが、『人間関係』ですね。
社会的ストレスとして、この『人間関係』が上げられます。
親子、兄弟姉妹、友人知人、職場の人間関係、近所付き合いなど、様々な場面でストレスを感じることがあるでしょう。
また、社会において、女性らしさ男性らしさを求められることや、その役割の強制、管理職や嫁姑などにおける責任感や威圧感、秩序の乱れによる不快感など、その全てがストレッサーになり得ます。

 

また、物理的なストレッサーとして、騒音、悪臭、暑さ寒さ、振動、湿度や天候、花粉やホコリなど、こちらも感じ方や体調などによって、ストレッサーとなりますね。

 

さらに、心理的ストレスとして、不安感、恐怖感、怒り、焦燥感、憎悪、劣等感などがあります。

 

身体的ストレスには、痛み、疲労感、発熱、空腹などの生理的欲求不満があります。

 

しかし、全てのストレッサーが『悪』だということはありません。
ストレッサーが刺激となって、良い方へと転換することもあるのです。
本番に強い人は、本番の緊張感が能力を高めるという効果があります。
また、空腹のときほど冴えるという方もいるでしょう。
いずれにしても、全く刺激のない生活は逆に良くないと言えるのです。
適度な刺激(ストレッサー)は、心身の健康に必要なことですね。

 

ストレスへの対処として、どんなことが思い浮かびますか?
カラオケ、アルコール、スポーツ、旅行、それぞれの方法があるでしょう。
これは、情緒的な解決方法ですね。

 

また、ストレッサーに対して、薬を飲んで痛みを和らげる、必要なことを調べる、人の手を借りる、など直接的な解決方法もあります。

 

ストレスが病気を生み悪化させる要因のひとつとなっています。
ストレスを解消・発散することは、心身にとって必要なことです。
そして非常に重要なことなのです。

 

ただし、ストレス解消の目的で、アルコールの無茶な飲み方をしたり、ギャンブルや予算以上の大金を使った買い物などでは、一時的なスッキリ感だけで逆にストレスが溜まる原因となる恐れがあります。

 

ストレスがない人はいません。
ストレスと上手に付き合う術を持つことが大切です。