認知心理学とは?

『認知心理学』と言うと、難しいと感じてしまうかもしれませんね。
認知心理学とは、人間の知覚や記憶、理解・思考・学習など、高次認知機能を対象とした研究で、感覚器官を通した外部の情報から危険を察知して回避するなどの、認知された情報に基づいた行動の選択や、心の中にイメージするものや意味の形成などについて研究しているものです。

 

認知とは、人間が後天的に得た知識や記憶や学習などから理解する過程のことです。

 

例えば、カレーの香りがすれば、カレーライスを思い浮かべませんか?
また、いつもゴミ箱がある場所にゴミを放り込もうとしたり、歩くときにはそこにぶつからないように歩く癖がついていませんか?

 

熊に襲われた経験がない人でも、山の中で『熊出没!』の看板を見つけたら恐怖心を抱きますよね。

 

このように、知覚・記憶・理解・思考・学習など、後天的に得た情報を処理して行動することやイメージすることなどの心理の過程について研究しているのが、認知心理学です。

 

人間は、無意識のうちに過去の経験からたくさんのことを記憶し学習し、或いはトラウマとなる場合もります。

 

記憶には、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つがあります。
感覚記憶は、感覚器官に保存される記憶です。
カレーの香りから味を連想できるのは、この感覚記憶ですね。

 

短期記憶は、放っておくと忘れてしまう記憶です。
例えば、買い物に出掛けたら買おうと思っていたものを、忘れてしまうことはありませんか?
忘れないためにメモをしておくのは、まさに短期記憶ですね。

 

長期記憶には2種類あります。
ひとつは、学生時代に必死で勉強したことや暗記したことを、大人になっても知識として持っているなどの場合です。
歴史や地理などは、その後の生活でも覚えていることを認識することは多いでしょう。
もうひとつは、子供のころ自転車に乗ることができた人は、大人になって何十年ぶりに乗ったとしても乗れるものですよね。
ほかにも水泳や楽器演奏など、子供ころに修得した技術を忘れずに体が覚えていることはありますね。
長い期間忘れずに記憶しているのが、長期記憶です。