心理カウンセラー・臨床心理士とは

『心理カウンセラー』という肩書を、よく目にしますね。
それだけ、心の問題を抱えている人が多いということが言えるでしょう。
一方で、心理カウンセラーが特別な資格を持たなくても名乗ることができるということも、その理由のひとつかもしれませんね。

 

医学の世界では、心理カウンセラーとは『臨床心理士』のことを指します。
『臨床心理士』とは、心の問題を抱えて体の不調を訴えたり、生活してく上で問題になるような状況にある患者さんを、投薬などの医療行為を行わずに心理学の方向からサポートし改善していく専門職です。
また、精神科医との違いは、精神科医は起きている症状への対処を行いますが、臨床心理士は起きている症状の原因を究明するところへも触れていきます。

 

ストレス社会と言われる昨今、うつ病患者はこの10年で急増しています。
環境の複雑化、家族間のトラブル、学校や職場での人間関係、現代社会では非常に重要な役割を担っている職業のひとつに『臨床心理士』があると言えるでしょう。

 

1対1のカウンセリングは、信頼関係を築く人間性を要求されます。
心を病んでいるときに、信頼できない人に話しをするなどできるはずもありません。
その人間性や人生経験、心を開かせる寛容さなど、臨床心理士には知識や技術ではカバーできない部分があります。
もちろん、人間同士なので合う合わないということはあるでしょう。

 

臨床心理士は、病院(心療内科・精神科)、家庭裁判所や児童相談所、少年院や少年鑑別所、刑務所、生涯児童福祉施設、老人福祉施設、一般企業、学校など、様々なところで必要とされています。
最近では、企業カウンセラー、スクールカウンセラーという形で、常勤している場合もあるようです。

 

臨床心理士の資格は、大学卒業後、『日本臨床心理士資格認定協会』指定の大学院を卒業することで、受験資格を得ることができます。
その後、受験をし、第一次・第二次と合格した者が資格を得ることができるのです。
資格取得後は5年ごとに更新審査があり、常に学び、新しい知識を要します。